Tuesday, June 8, 2010

笛吹市

先日、翔のおじいちゃんのお葬式に、
親族として参加させてもらったのですが、

お葬式って、小さい時にしか行ったことがなくて
悲しいくて暗いイメージだったので、
翔も私も行ったらきっと、相当
落ち込むんだろうと思ってました。

だけど違ったんです。
たしかにすごく悲しくて辛い場面は
沢山あったけど、

悲しむためのものじゃなくて、
おじいちゃんをしっかりと送り届けてあげる
ための儀式って感じで、
イメージよりももっと芸術的で、
もっと幸せな感じで、
映画見てないけど、”おくりびと”って
なんだか自分が映画の中にいるような
不思議な体験になりました。

おじいちゃんは9人兄弟の末っ子で、
火葬の前から5,60人位の親族が
遠方から集まって、
とゆうかそれだけ集まるだけでもすごいんだけど、、、

葬儀屋さん(おくりびと)のおじさん一人が
地域によっての葬儀の習わしとか違いとか
由来を、やさしく、丁寧に、几帳面に語りながら
親族の手を使っておじいちゃんの身の回りの
旅支度をして行くんだけど、

生前とても優しくて勇敢なおじいさんで、
親戚からも、近所の人からも、仕事の仲間の方からも
本当に愛されていて、
みんな、布団で寝ているおじいさんの顔に触れて、
言葉をかけながら、沢山涙を流しながら
真剣にあの世に行くまでの道のりで困らないように
してあげるための足袋とか、体を守る衣装を着せてあげて、

宗教とかじゃないから、あくまでも、
昔の人が、なくなった方の事を思って作った地域の風習ですよ!

その上におしゃれ好きなおじいちゃんのお気に入りの服と靴を
お棺の中に奇麗に入れてあげて、

後は大好きだったお酒とコーヒーとタバコと、
6人の孫たちからのあったかい手紙を入れて、
合掌。思い思いの言葉を贈る。

この2日間はすべての行動に対して手を合わせた。
畑に囲まれた一軒家から葬儀場に皆で見送って、
とてもいいお天気で眩しいくらいの日差しだった。

葬儀場はびっくりするくらいとっても立派で、
家族の皆の気持ちの大きさをすごく感じました。

あんまり話すと終わらなそうです!

私も年を取って、家族が増えて、いつか孫とかも出来て、そのうち病気か寿命かがやって来て死ぬときが来たときに、
こんな風に送ってもらえる人間でありたいと思ったし、そうなれるように頑張ろうってすごく思った。そんな事考えた事もなかった!

本当に良い経験が出来ました。
おじいちゃん、ありがとう。




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